子なし夫婦は悲惨な老後になる!?今からできる準備とは

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「子どもがいなかったら老後に苦労するよ」

「看取ってくれる人もいなくて悲惨な最期になるよ」

確かに子なし夫婦は老後に不安が募りますよね。

私もそうだからよく分かります!けれど心配いりません。

この記事を参考に今から準備しておけば、悲惨とは縁遠い素晴らしい老後が待っていますよ。

目次

子なし夫婦の老後5つの不安

まずは子なし夫婦の不安について視覚化してみましょう。

これだけでもずいぶん不安が消えるものです。

以下によくある不安を5つ挙げてみました。

トクよ

あなたはいくつ当てはまりますか?

孤独で悲惨に!?

『Dさんはおしどり夫婦として有名でした。そのぶん夫が亡くなってからひどく落ち込み、見るたびにしょんぼりしています。何も手につかなくなり趣味もやめてしまいました。年齢とともに友達もほとんどいなくなってしまったようです。これからずっと悲しみと孤独に耐えて生きていくのでしょうか…』

パートナーと仲が良ければそれだけ、いなくなった時の喪失感は計り知れませんよね。

半身が失われてしまうような悲しみに取り憑かれ、そのまま立ち直れないかもしれません。

もし子どもがいたら孤独感も薄らぐでしょうが、子なし夫婦はお互いが唯一の支えとも言える存在ですから。

孤独に苛まれないか不安…

老々介護で悲惨に!?

『Aさんの夫は70歳から足腰が立たなくなり車椅子生活を余儀なくされました。Aさんも60歳を過ぎてから体力の衰えが気になり始めましたが、夫の介護は自分一人でやらなくてはなりません。さらに痴呆症なども発症したらもうお手上げ…』

子どもがいれば年老いた自分や配偶者の世話もしてもらえるけど、そうもいきませんよね。

疲れた体に鞭打って介護しなければならない老後が不安…

一人暮らしで悲惨に!?

『Cさんは夫に先立たれた後、大きな自宅に一人で暮らしていました。ところが雨漏り修理や畳の張替えなど、以前は夫にやってもらっていた作業ができず業者に頼むことに。分かってはいたものの、見積額は目をみはるほど高額。想い出がいっぱい詰まった自宅だけれど、このまま一人で住み続けるのは難しいかもしれません。でももう70歳近くなって、引っ越ししたり新しい環境に馴染んだりなんてできるのでしょうか…』

誰にでもいつか必ずその日がやってきます。

残された人は否応なく環境の変化に対応しなければなりません。

準備をしていなければ、一人残された現実が受け入れられずに戸惑うばかりでしょう。

年老いてからの環境の変化についていけるか不安…

老後資金で悲惨に!?

『Bさん夫婦は貯金や投資を一切せずに老後を迎えました。ふたりの年金でなんとか生きていけるだろうとタカをくくっていたところ、実際に振り込まれた額を見てビックリ!食費にもならないような微々たる金額だったのです。Bさんは定年後にまた夫ともども働いて生活費を稼がなくてはならなくなりました。ところが老人を雇ってくれるところなどありません。安いアルバイトで食いつないでいます…』

両親が十分暮らしていけるだけの年金をもらっている人もいるでしょう。

昔は散財しても、年金で暮らしていけたからです。

ですが 年金>生活費 な時代は終わりを告げたのです。

老後資金が底をついて惨めな日々にならないか不安…

相続で悲惨に!?

『Eさんは夫亡きあと葬式を執り行い、財産の整理をしていました。それほどの蓄えはないからと夫は遺言書も書きませんでした。Eさんも必要ないだろうと思っていました。ところが義兄と遺産相続で揉めてしまい、Eさんは予定よりもはるかに少ない金額しか受け取れませんでした。夫の遺産をアテにしていたEさんは大いに困ってしまいました…』

実は裁判沙汰にまで発展するような相続争いは、総額5,000万円以下に集中しているんです。

参考文献:https://www.courts.go.jp/app/files/toukei/308/011308.pdf

(遺産分割事件のうち認容・調停成立件数―審理期間別代理 人弁護士の関与の有無及び遺産の価額別―全家庭裁判所)

なぜなら、遺産が多い人ほど生前に遺言書を残したり税理士に相談したりしておくから。

中途半端に遺産がある人ほど「この程度なら揉めないはず」と何も準備しないようです。

配偶者の遺産相続で揉めないか不安…

子なし夫婦が悲惨な老後を迎えないために準備すべきこと

健康なうちからしっかり準備しておけば、上記のような老後の不安は取り除くことができます。

ここではどんな準備をしておけば良いのかをカンタンにまとめました。

子なし夫婦が楽しい老後を送るために、ぜひできることから取り組んでみてくださいね。

お互いの介護について話し合っておく

何をどこまでやってほしいか、これ以上はやってほしくない限度はあるかなどを話し合っておきましょう。

同時に、自治体の介護サービスを知っておくとさらに安心です。

できる限りヘルパーさんに頼りたくないという人も、もしもの時のお守りと思って行政サービスを念頭に入れておいてくださいね。

なお行政サービスは自治体ごとに差が激しいので、老後には手厚いサービスが受けられる自治体に引っ越すのもアリです。

老後にかかる資金を計算する

老後には2,000万円かかると言われていますが、実際には生活水準によります。

たとえば生活費が20万円/月の夫婦と50万円/月の夫婦を比較すると、老後の生活費も倍以上変わるのが分かります。

ですからお隣の夫婦が2,000万円貯めているとしても、それがすべての夫婦に当てはまるものではないのです。

家計簿をつけて、毎月の生活費を算出してみましょう。

そして年金定期便からもらえる年金額を計算してください。

年金で足りない金額が、今から貯めるべき老後資金です。

老後資金を蓄えておく

必要な老後資金は若いうちからコツコツ蓄えておきましょう。

大手企業の会社員なら、高利率の財形貯蓄や持株会、確定拠出年金制度などを利用するだけで、リスクを抑えた貯蓄が可能です。

そのような制度がなくても、投資信託やiDeCoなどをじょうずに利用すれば資金を増やせます。

どの方法がベストかはご家庭によるのでなんとも言えませんが、一つ言えるのは「お金を1カ所に集中させないこと」です。

財形貯蓄も投資もそして預金も、絶対に安全とは言えません。

ですから、万が一資産が目減りしてしまっても他でカバーできるように、資金は分散させておきましょう。

年金などもらえるお金を把握しておく

有名なのは老齢年金、いわゆる年金ですが、もらえるお金はそれだけではありません。

事故などで障害を負った時にもらえる障害年金や、一家の大黒柱が亡くなった時にもらえる遺族年金もあるんです。

また会社の退職金も試算しておきましょう。

これから制度が変更になる可能性はありますが、いきなり0になることはないはずです。

概算だけでも知っておけば、将来への不安が軽くなりますよ。

老人ホームなどを見て回る

介護が不可能になった場合、最終的には老人ホームなどに入ることになるでしょう。

元気なうちから自分が入るかもしれない施設を見て回り、不安を少しでも和らげて。

なお老人ホームと一口に言っても、その内容は様々。

要介護度の高い人が入る「特別養護老人ホーム」、一人暮らしが不安な人のための「ケアハウス」、アクティブに毎日を過ごしたい人のための「シニア向け分譲マンション」など、希望する内容に沿って分けられているんです。

さらに施設によって特色が異なるので、一つとして同じ物件はありません。

パンフレットを見ても、どんよりした空気感は全く感じません。

むしろ私は引っ越しの予定を考えるようにワクワクしました。

どこにしようか迷ってしまうかもしれませんよ。

自分のお葬式について伝えておく

悲しいことですが、いつかはお葬式が必要になります。

自分のお葬式をどうしたいかを話し合っておきましょう。

一般的なお葬式に加えて、下記の方法も増加しています。

  1. 生前にお葬式をする
  2. 生前に自分のお葬式の予約をしておく

特に生前のお葬式は、既存の方法にとらわれることなく自由なセレモニーにできます。

また、中身を見ずに処分して欲しいものや、遺言書のありかなども話し合っておきましょう。

ペットを飼う

配偶者がいなくなればこの世でたった一人になってしまうような気持ちになりますよね。

寂しさで押しつぶされないためにも、子なし夫婦はペットを飼っておくのもいいと思います

配偶者が亡くなって一人になってからでも遅くはありません。

※ペットの寿命を考え、最後まで面倒をみることに前提に、色々と考慮することは必須です。

けれど、早くからペットの飼い方やしつけの仕方を覚えておくと、歳をとって新しいことが吸収しづらくなっても対応できます。

自分で飼えなくなったときの準備と覚悟を持って、一生面倒を見てあげてくださいね。

地域のイベントに定期的に参加する

配偶者と2人きりで暮らしていると、世界に自分たちしかいないような気分になってしまいます。

けれど実際は多くの人が暮らしているのですから、周囲に目を向けて近隣住民と友達になりましょう!

でもいきなり話しかけてもビックリされてしまうかも。。。

そこで、地域のイベントや習い事を始めてみるのはいかがでしょうか?

ハイキングや水彩画、太極拳など、探せばイベントや習い事は見つかるものです。

少しでも興味がわいたらどんどん参加して、新しいことにチャレンジしつつ友達の輪を広げてください。

遺書を書いておく

自分の財産が誰にいくら相続されるかは、民法という法律で決まっています。

たとえば、あなたの弟が健在で、夫にすべての財産を譲りたい場合、遺言書がなければ弟にも財産の一部が分割される可能性があります。

遺言書を残さなければ、残したい人に残したいだけの金額を相続させられないかもしれないのです。

そんな不安を一挙に解消するのが「遺言書」。

遺言書は法的効力を持つ書類ですから、書いた内容がほぼそのまま実行されます。

もちろん、書き方が間違っていたり、取り扱いを間違えたり、法律の範囲外の内容のことを書いたりすれば実行されません。

あらかじめ書き方や注意点をよく調べて、不備のない遺言書を作成しておきましょう。

まとめ

子どもは諦めたorいらないと思っているのに、親戚などから子どもがいないと老後に苦労すると脅された。

こんな体験から、子なし夫婦は老後に苦労するのか不安になった方もいるでしょう。

子なし夫婦もきちんと準備をしておけば、老後も明るく楽しく暮らせます。

この記事を参考にできることから手をつけて、ひとつずつ不安を解消してくださいね。

そして、子なし主婦生活をどんどん楽しんで生活してください!

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